2026年1月26日(月)から1月28日(水)までの3日間、Nakanoshima Qross 2F Qrossover Lounge夢において、「NQ Global Startup Gateway(中之島クロス グローバルスタートアップ創出・拠点化推進事業)」の一環として実施されている「NQ Health Acceleratorプログラム※1」のイベントの一つとして、「INTENSIVE INNOVATION ACCELERATOR 2026」を開催しました。
本イベントは、同プログラムの取り組みの一環として、MEDTECH ACTUATOR合同会社によるアクセラレーションプログラム「英国市場へのゲートウェイ:日本発ヘルス&メドテック・イノベーションのスケール戦略」を中心に、本プログラムの推進に向けて関与いただいている企業・組織に参画いただいて実施しました。対象は採択スタートアップ16社とし、あわせて聴講枠を設け、同枠からも1社が参加しました。
プログラムは3日間で構成され、1日目はヘルスケア分野におけるグローバル動向や市場展望、資金調達、グローバル市場検証に関する講義を実施しました。2日目はステークホルダー分析、規制・償還戦略、営業戦略に関する講義を行いました。3日目は、英国市場およびNHS制度※2への理解を深める講義を実施しました。3日とも、現地参加・オンラインの双方で活発な議論が繰り広げられました。
講師としては、MEDTECH ACTUATOR合同会社より、1日目にBuzz Palmer氏、2日目にVishaal Kishore氏、3日目にClaire Richardson氏およびBuzz Palmer氏が登壇し、英国市場における事業展開やスケール戦略について実務的な知見を共有するとともに、参加者とインタラクティブにやり取りし、疑問や懸念について真剣な対話が行われました。



3日目の講義終了後には、採択企業に加え一般参加者も参加するオープンセッションを実施し、関係機関および有識者によるプログラムを実施しました。冒頭では、大阪府 商工労働部 未来医療産業化推進監の奥村健志氏、在大阪・英国総領事のMichael Blyth氏、一般財団法人未来医療推進機構 理事長補佐の森口悠氏より挨拶が行われ、本プログラムの意義や今後の国際連携に向けた期待について述べられました。



続いて、16時15分から17時15分にかけてパネルディスカッションを実施しました。パネリストとして、GHS Clinics CEOのClaire Richardson氏、在大阪・英国総領事館 対英投資上級担当官の河南麻紀氏、アストラゼネカ株式会社 コマーシャルエクセレンス本部 イノベーション・パートナーシップ・ディレクターの劉雷氏、一般財団法人未来医療推進機構 理事長補佐の森口悠氏、ならびにMEDTECH ACTUATOR合同会社 CEOのBuzz Palmer氏が登壇しました。議論では、英国市場参入に向けた戦略的ポジショニング、規制・承認制度の理解、NHSとの連携方法、英国における投資・資金調達の考え方、実際の市場参入における課題や留意点などを中心に意見が交わされました。


パネルディスカッション終了後には、会場内にてネットワーキングを実施しました。一般参加者を含む多様な参加者による意見交換および情報共有が行われ、関係構築を促進する交流の機会となりました。
採択スタートアップは今後、個社ごとのストラテジーメンタリングを経て4/24にNakanoshima Qrossで実施されるピッチ・コンペティションスタイルの選考会とネットワーキングイベントである
「Nakanoshima Qross Innovation Challenge」に参加します。そこで選抜された3社は、今秋に予定されている英国イマージョンプログラムに参加し、英国の現地エコシステムに入り込み、市場を深く探り、パートナーシップを築き、新たなグローバル展開の機会を切り拓きます。本プログラムの今後の取り組みに引き続きご注目ください。

※1 NQ Health Acceleratorプログラム
Nakanoshima Qross と連携し有望なライフサイエンス分野のスタートアップを集め、テーラーメイド型SU 支援プログラム・海外渡航支援プログラムの提供を通じてグローバルに活躍するスタートアップを創出する取り組みを推進。
アストラゼネカ、ケンブリッジコンサルタンツ、メドテックアクチュエーター3社が連携し、互いの強みを活かした「Nakanoshima Qross(NQ) Health Accelerator」と冠した海外市場展開にフォーカスしたテーラーメイド型グローバルアクセラレーションプログラムを企画・実行する。
詳細はこちら▶ https://nq-gateway.jp/programs#nqhealth
※2 NHS制度
英国のNational Health Service(NHS)は、1948年に設立された、主に税財源を原資とする公的医療制度である。原則として、国民は診察・入院・治療を自己負担なしで受けることができ、「ゆりかごから墓場まで」の医療保障を理念としている。住民は登録した家庭医(GP)を窓口として医療サービスを利用し、専門医療は原則としてGPの紹介を通じて提供される。
一方で、処方薬や歯科・眼科医療など一部には自己負担が存在し、待機時間の短縮等を目的として、NHSを補完する形でプライベート診療(私立病院)も活用されている。
