サイエンスに基づく「Open Well-being Innovation」を推進するMIRACLE SCIENCE INNOVATION株式会社(所在地:大阪市北区、代表取締役:宮川 潤、以下:MIRACLE SI)は、当社を代表機関とする6社による「NQ Global Startup Gateway 共同企業体※1※2」として受託する大阪府「NQ Global Startup Gateway(中之島クロス グローバルスタートアップ創出・拠点化推進事業委託業務)」において、「NQヘルスアクセラレータープログラム」「NQ版 COO 人材育成プログラム」「NQ版 Bio-Catalyst AI アクセラレータープログラム」の3つのプログラムの採択者(社)が決定したことをお知らせします。
※1 NQ Global Startup Gateway 共同企業体
・MIRACLE SCIENCE INNOVATION株式会社(代表機関)(大阪市北区、代表取締役CEO 宮川 潤)
・アストラゼネカ株式会社(大阪市北区、インサイツ&ビジネスエクセレンス本部 イノベーションパートナーシップ&i2.JP ディレクター 劉 雷)
・ケンブリッジコンサルタンツ株式会社(東京都港区、代表取締役 石毛 洋一)
・メドテックアクチュエーター合同会社(大阪市北区、日本ゼネラルマネージャー 東 潤一)
・ALLOY THERAPEUTICS株式会社(神奈川県藤沢市、代表取締役 石井 喜英)
・Deep Intelligent Pharma株式会社(東京都中央区、代表取締役 李 星)
※2 NQ=Nakanoshima Qross
大阪府「NQ Global Startup Gateway(中之島クロス グローバルスタートアップ創出・拠点化推進事業委託業務)」について
大阪府事業は、世界に肩を並べるスタートアップエコシステムを確立し、グローバルに活躍するスタートアップの創出を目指した、ライフサイエンス分野のスタートアップ集積・育成プログラムです。大阪・中之島の未来医療国際拠点「Nakanoshima Qross」の再生医療をはじめとする未来医療の産業化拠点としての地位を確固たるものとするため、その原動力となるライフサイエンス分野のスタートアップの集積・育成機能を高めます。
この度、以下3プログラムの採択者(社)が決定しました。
■グローバルスタートアップ創出支援事業(令和7年度・令和8年度)
「NQヘルスアクセラレータープログラム」
テーラーメイド型スタートアップ支援プログラム・海外渡航支援プログラムの提供を通じてグローバルに活躍するスタートアップを創出。アストラゼネカ、ケンブリッジコンサルタンツ、メドテックアクチュエーター3社が連携した海外市場展開にフォーカスしたプログラムです。
公募・審査の結果、以下の16社が採択されました。
| No | 採択者(社)名 | 事業概要 |
| 1 | クオリプス株式会社 | ヒトiPS細胞由来心筋細胞シートの開発・事業化 |
| 2 | リンクメッド株式会社 | 放射性同位体銅64(64Cu)を用いた見えるがん治療薬の開発 |
| 3 | 株式会社イクスフォレスト セラピューティクス | RNA標的低分子創薬基盤及び自社創薬事業 |
| 4 | フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社 | 給水を必要としない在宅血液透析システムの開発 |
| 5 | クアドリティクス株式会社 | ウェアラブルでてんかん発作を予知し、患者やケアギバーに警告する医療機器「てんかんアラーム」の開発 |
| 6 | リードファーマ株式会社 | 独自の「BROTHERS技術」を基盤に、安全性と効果を両立した革新的な核酸医薬の開発 |
| 7 | PaMeLa株式会社 | 脳波とAIにより痛みを客観評価する医療機器PMS-2の開発 |
| 8 | 株式会社イムノセンス | 独自技術GLEIAを用いたPOCT機器の開発および販売 |
| 9 | 株式会社ayumo | コンピュータビジョンを活用した運動器疾患の早期診断支援が可能な医療機器開発及び 運動機能の評価・維持改善に繋がるウェルネスサービス開発 |
| 10 | 株式会社ネオキュア | 未熟児網膜症による子供の失明をゼロにするAI提供 |
| 11 | 株式会社Arktus Therapeutics | iPS細胞由来軟骨を利用した人工関節の開発 |
| 12 | あっと株式会社 | 非侵襲の毛細血管スコープと画像解析技術を核とした毛細血管指標プラットフォーム事業を展開 |
| 13 | 株式会社GramEye | グラム染色自動化医療機器Mycrium®と微生物同定AI基盤の開発・販売 |
| 14 | 株式会社セルフォールド | 注射可能な移植向け細胞足場「Injectable Cell Scaffold(ICS)」をコア技術とした細胞治療・再生医療の実用化 |
| 15 | SONoALS株式会社 | ALSの超早期診断と薬効評価システムを目的としたウェアラブル超音波と筋のぴくつき解析AIの融合医療機器 |
| 16 | nonat Inc. | 女性と子どもに特化した医療AI基盤モデルの研究開発 |
2025年12月23日(火)Nakanoshima Qross2F Qrossover Lounge 夢にてオンボーディングセッションを実施済みで、2026年1月26日(月)から28日(水)にかけて国内外の専門家を講師として迎え、Global Readiness※3を強化する集中プログラムを行います。
プログラム詳細:https://nq-gateway.jp/programs
※3「Global Readiness」(グローバル・レディネス)とは、個人や組織が国境を越えたビジネスや国際的な環境で効果的に活動し、多様な文化や変化に対応できる能力や心構え
■スタートアップ支援機能強化事業(令和7年度)
(1)Nakanoshima Qross 版COO人材育成プログラム
スタートアップのCOO人材の育成に特化した国内で初めて実施するプログラムです。
製薬、医療機器、総合商社、医師、金融機関、コンサルタント等、様々なバックボーンを有する方々を採択しました。
今後2025年12月26日(金)-27日(土)の2日間、第1回目の集中セッションを実施します。
集中セッションでは、オンボーディングセッションのほか、芹生 卓 氏(一般社団法人 医薬品開発能力促進機構(DDCP)代表理事)、前田 朋子 氏( 日本ベーリンガーインゲルハイム 株式会社 神戸医薬研究所R&Dアライアンス部長)、志鷹 義嗣 氏(株式会社RealizeEdge Partners 代表取締役社長)にレクチャーをしていただくほか、受講者のラウンドテーブルやチームプロジェクトを通じて、「サイエンスが患者様に届くまで~アカデミアからベンチャーへ、製薬会社から社会へ~」 と題した集中セッションを実施します。今後、中間地点でのオンラインワークも交えながら、受講生同士のディスカッションを促すケースメソッド等を交えた集中セッションを1月・2月と行います。
(2)NQ版Bio-Catalyst AIアクセラレータープログラム
Deep Intelligent Pharmaの最先端のAI技術とグローバルな業界専門知識を活用し、有望なスタートアップを投資可能な企業へと変革させることを目的とするプログラムです。
公募・審査の結果、以下の11社の採択が決まりました。
| No | 所属/組織名 | 役職等 | 氏名 | 内容 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 株式会社MEDICOLAB | 代表取締役 | 井汲 一尋 | パーキンソン病・認知症の早期発見のためプログラム医療機器 |
| 2 | 株式会社Eudaimonix | 代表取締役 | 谷 亮太朗 | 人工肛門患者や便失禁患者が抱える課題を解決するデバイス開発 |
| 3 | PurinoScience Inc.(創業前) | 共同創業者 兼 CSO | 岡本 研 | 加齢に伴う筋力・移動機能低下に対する経口治療薬の開発 |
| 4 | 大阪医科薬科大学 救急医学 | 准教授 | 山川 一馬 | 診療ガイドラインと現場診療を繋ぐ臨床意思決定支援システムの開発 |
| 5 | 大阪大学 大学院医学系研究科 内分泌・代謝内科学 ライフスタイル医学寄附講座 | 寄附講座准教授 | 馬殿 恵 | 日本版Teaching Kitchenを基盤とする糖尿病個別化治療支援アプリの開発 |
| 6 | 大阪大学大学院医学系研究科 免疫細胞生物学 | 特任研究員 | 阿部 洋章 | 多光子励起顕微鏡による広域生検・超迅速術中診断法の開発 |
| 7 | 大阪保健医療大学/ 大阪大学 | 研究主幹・ 教授/招聘教授 | 中村 憲正 | 難治性膝半月版損傷に対する同種間葉系幹細胞由来三次元人工組織(TEC)による 再生治療技術の実用化 |
| 8 | 関西医科大学 医学部 生理学講座 | 講師 | 林 美樹夫 | がん幹細胞を標的とする新規経口抗癌剤の開発 |
| 9 | 京都大学 iCeMS | 特定研究員 | 木梨 尚人 | インテグリン活性化を機序とした世界初の着床促進薬の開発 |
| 10 | 国立循環器病研究センター 心臓血管内科部門 冠疾患科 | 医長 | 髙木 健督 | 造影画像だけで、正確かつ負担なく心臓カテーテル治療を導く次世代ナビゲーションAIの開発 |
| 11 | 兵庫医科大学/ みどりヶ丘病院リハビリテーション科 | 非常勤講師/部長 | 中川 真一 | AI技術を駆使した医療用装具における受発注プロセスの開発 |
12月5日に実施したオンボーディングセッション以降、Deep Intelligent Pharma社の最先端のAI技術を活用した事業戦略・知財戦略・薬事戦略・非臨床試験計画 ・臨床計画等の策定支援と、3回のグローバルな業界専門知識を活用した集中メンタリングにより、有望なシーズ・スタートアップを投資可能な企業へと変革させるプログラムを提供します。
「NQヘルスアクセラレータープログラム」「NQ版 COO人材育成プログラム」「NQ版 Bio-Catalyst AIアクセラレータープログラム」の3つのプログラムの採択者(社)が決定し、今後主催者である大阪府とNQ Global Startup Gateway共同企業体は、これらの採択者(社)へNQ独自の特別プログラムにより徹底的に伴走支援するとともに、海外のエコシステム関係機関等とネットワーク構築を行うことで、グローバル展開につなげてまいります。
また当事業を通じて、NQの未来医療産業化拠点としての地位を確固たるものとし、「NQでなら迅速かつ着実にビジネス化できる」というブランドを創るため、国内外から広く有望なライフサイエンス分野のスタートアップを集め、NQ独自の特別プログラムにより徹底的に伴走支援するとともに、海外のエコシステム関係機関等とネットワーク構築を行っていきます。
