Osaka-Kansai Cluster

Osaka–Kansai Cluster: 大阪・関西のライフサイエンス・ポテンシャル

大阪・関西地域は、医薬品・医療機器産業の集積地として長い歴史を持ち、そのポテンシャルは日本国内でも抜きん出ています。このエリアには、国内トップクラスの研究機関や、数多くの大企業の研究開発拠点が集積しています。その集積力は、特にライフサイエンス分野で世界に通用する研究開発、ビジネス創出、そして健康・医療の未来を牽引する確かな基盤となっています。

大阪・関西では、基礎研究から臨床応用、事業化までを一気通貫で支援する強固なエコシステムを形成しており、グローバルなイノベーションを創出する理想的な環境です。

NQ Global Startup Gatewayは、この強固な基盤を活用し、国内外の革新的なスタートアップ、投資家、支援機関の誘致・連携を推進します。


大阪にある「中之島」「健都」「彩都」の3拠点は、それぞれが異なる機能と強みを持つことで、相互に連携し、ライフサイエンス分野におけるイノベーション創出を目指しています。ライフサイエンス分野における産学官の集積の強みを活かし、大阪が日本の未来を支え、牽引する成長エンジンの役割を果たせるよう、健康・医療関連産業のさらなる発展をめざしています。


大阪市の中心部、水都のシンボルである中之島に位置する「Nakanoshima Qross」は、再生医療をベースに、今後の医療技術の進歩に即応した最先端の「未来医療」の産業化推進拠点です。
医療機関と企業、スタートアップ、支援機関等が一つ屋根の下に集積し、それぞれ連携することで、「実践」「創造」「共有」の役割をサイクルさせ、「未来医療」の産業化を推進させること及び「未来医療」の提供を通じて、国際貢献を推進させることをめざしています。
当施設は「未来医療 MED センター」「未来医療 R&D センター」「中之島国際フォーラム」の3つの施設(エリア)で構成されており、それぞれ未来医療の「実践」「創造」「共有」の役割を持っています。

中之島の最大の強みは、投資家(VC・CVC)や大企業の研究開発部門、金融機関がアクセスしやすい環境と、入居する企業や医療機関等との連携です。
この立地は、スタートアップにとって最も重要な要素である資金調達、ビジネス提携、そしてオープンイノベーションの機会を飛躍的に増加させます。施設内には、グローバル展開を志向する企業のためのインキュベーションオフィス、交流を促進するコワーキングスペース、大規模なイベントを開催できるホールが整備されています 。ピッチイベントやマッチングプログラムといった各種支援を展開し、スタートアップのグローバル展開を強力にバックアップします。また、入居する企業や医療機関等がそれぞれ連携することで、「実践」「創造」「共有」の役割をサイクルさせ、再生医療をベースに、ゲノム医療や人工知能(AI)、IoTの活用等、今後の医療技術の進歩に即応した最先端の「未来医療」における産業化を推進させること、国内外の患者に対する「未来医療」の提供を通じて、国際貢献を推進させることをめざします。

中之島は、まさにグローバル展開を志向する成長ステージのライフサイエンス・スタートアップのために設計された拠点です。国内の優れたシーズを持つスタートアップが、世界市場へのアクセスポイントとして活用できるだけでなく、海外スタートアップが日本市場へ参入する際のゲートウェイとしても機能します。健都や彩都の研究成果をいち早くビジネス化につなげるため、臨床・研究フェーズと事業化フェーズをつなぐ結節点としての役割も担い、クラスター全体のエコシステムをダイナミックに機能させます。

健都(北大阪健康医療都市)は、大阪府吹田市と摂津市をまたぐ地域において「健康と医療」をコンセプトにまちづくりを進める健康・医療クラスターです。 国立循環器病研究センター、国立健康・栄養研究所という2つの国立研究機関を中心に、企業や団体も集まり、健康・医療に関わるオープンイノベーションの展開が進められています。これらの機関を中心とした世界トップレベルの研究開発環境を活用して、この地に集積してきた企業・団体が協働することで医療や健康分野のイノベーションを推進し、国際級の複合医療産業拠点の形成を目指しています。

健都では、研究開発から治験、臨床応用、そして事業化までを一貫して進めるための実証フィールドを提供しています。周辺住民を対象とした予防医療やヘルスケアサービスの実証実験も行える環境が整っており、実地に適用可能な段階にある健康・医療に関わる技術・システム・制度などを試験し、その有効性や経済性などを確認・検証/実証することができます。単なる医療・研究機関の集積地ではなく、スタートアップや企業は、臨床現場と直結した迅速な実用化・事業化、そして大規模な臨床データに基づいた研究が可能となり、人々の健康と未来に貢献するイノベーションの実践の場となっています。

箕面市と茨木市にまたがる北大阪の丘陵地に位置し、「みどり」を「みらい」に彩られたまちとして開かれた「彩都」。
西部地区のシンボルゾーンである「彩都ライフサイエンスパーク」は研究機関やインキュベーション施設等が集積する、創薬・ライフサイエンスの一大拠点となっています。

彩都ライフサイエンスパークには 、医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBN)など公的研究機関をはじめ、バイオや医薬等をはじめとする様々なライフサイエンス分野の研究・開発企業などが集積しており、大学・研究機関との近接・緊密な連携が可能です。パーク内の彩都バイオインキュベーション施設では、バイオ・ライフサイエンス系の研究開発型スタートアップを対象に、大阪大学・研究機関、民間企業との共同研究や技術移転等の産官学連携によって研究開発型スタートアップの成長・発展を促す先導的役割を果たしています。インキュベーションサポート、インターフェイスサポート、テクニカルサポート、その他サポートを通じ、創業間もないアカデミア発研究開発型スタートアップからミドルステージのバイオ・ライフサイエンス系ベンチャーの育成支援まで幅広く伴走活動を行っています。また、ラボ提供のみならず、それぞれの地域において有機的ネットワークの構築によるイノベーション創出を促進するため、国・地元自治体・周辺支援団体などとも協力し、地域全体のエリアマネジメントを通じてエコシステムの構築にも積極的に携わっています。

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大阪・関西のエコシステムに参加し、グローバルへの扉を開きませんか

「NQ Global Startup Gateway」は、強固な大阪・関西のライフサイエンスクラスターのポテンシャルを最大限に活用し、グローバル展開を強力に支援します。